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マリー・アントワネット
【 2006/11/05 13:50 】
11月1日 
マルグリット 新妻聖子
ルイ・ジョセフ 桝井健斗
ルイ・シャルル 大久保祥太郎
マリー・テレーズ 黒沢ともよ

11月4日
マルグリット 笹本玲奈
ルイ・ジョセフ 川綱治加来
ルイ・シャルル 水谷一弥
マリー・テレーズ 高橋愛子

 帝劇から、世界が始まる。というキャッチフレーズの元で新作がスタートしました。以下ネタバレのうえ辛口です。
 世界への上演を目指すということで分かりやすい題材をということなのでしょうか。
 史実でのマリー・アントワネットの最後は知っているので明るいということはありえないというのは分かっているけれどもどんよりと帰ってきました。
 腐敗した王政によって虐げられたマルグリットが人権尊重の理念のもとに革命へ走っていくが革命が進むにつれて人民は金銭欲に基づいて行動をし、人権軽視の行動をとっていく。そして王妃にスキャンダルをあびせて処刑をする。現実と理念のギャップを描くということなんでしょうか。
 こうした主張は分からなくもないけれども、演出家の主義主張だけが目立っていてエンターテイメントとしての魅力が全く伝わらないというのは作品として失敗だと思います。セットはよく言えば前衛的シンプルで王族の豊かさというのがまったく伝わらず、貧困層とのギャップを感じません。そして衣装も色彩が地味でした。中央の盆にのせて物が回っていましたがヴァレンヌ逃亡などのように後ろのほうでは何をやっているのかがまったく分からない演出が多すぎます。帝劇という大劇場での良さがまったく生かされていませんでした。
 登場人物も人数が多すぎて掘り下げ方が足りません。狂言回しの役は一人で十分です。そして今では彼女が発言していないとされる「パンがなければお菓子を食べればいい」という言葉の歌を作ってまで強調する意図がわかりませんでした。高貴な身分であるがゆえの無知による残酷さというよりもただの我儘な女性であるようにしか思えず二幕での心情の変化が分からない。マルグリットがなぜ王妃をあんなに憎むのか。同じイニシアルで豊かであるというだけそこまで憎むというのはあまりに表面的なような気がします。もし群像劇ということにしたいのなら、オルレアン公、ロベスピエール、エベールの最後にふれないというのは中途半端です。
 観客を満足させることなしに主義主張で自己満足の仕上がりでしかない作品を3時間超を座ってみているのはかなり苦痛でした。これから7ヶ月もするのだから手直しをして上演されることを希望します。
 
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テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術

ミュージカル・演劇 | コメント(2) | トラックバック(0) |
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コメント


初めまして(^^)
先ほどは素敵な情報をありがとうございました!

「M.A」に関して、私もほぼケレーノ様と同意見です。
ミュージカルとしてのカタルシスを全く感じさせない作品というのも珍しいなぁと(^^;)
狂言回しの多さ、登場人物が多い故の散漫さと一貫性のなさ、押し付けがましい説教臭さ辺りはなんとかして欲しいなぁと思います。
せめて凱旋公演(凱旋になるかどうかは今のトコ微妙ですが ^^;)では、手直しを期待したい所ですよね。
役者さんの熱演とレベルの高い歌には拍手を送りたいです。
ホワイトレディ URL [編集] 【 2006/11/11 22:30 】


 >ホワイトレディ様
ご訪問ありがとうございます。12月にあと1回見る予定なので変化を観察してきたいと思います。キャスト変えがあっても手直しがないとちょっときびしいかなという感じですね。変化に期待しましょう。
ケレーノ URL [編集] 【 2006/11/19 11:55 】
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